育毛剤にはいくつかの種類があります。
まずはお医者さんに行った時にもらうことができる「医薬品」と呼ばれるものです。
これは医師の処方がなければもらうことが出来ないお薬です。

そして、量販店などで購入することが出来る「医薬部外品」と呼ばれるもの、そして化粧品の分類に入る「医薬品」でも「医薬部外品」でもないものです。
一般的に私たちが手に入れることが出来るものは「医薬部外品」と「化粧品に分類されるもの」となるのですが、基本的に化粧品と同じ分類に値するものというのは、髪の毛が生えてくるものではありません。
医薬部外品も直接髪の毛が生えてくることに作用するわけではありませんが、化粧品として分類されている物よりは、効果を期待できるものという事になります。

お値段としてはやはり化粧品の分類のものが一番屋安く手に入れることが出来ますが、それほどの効果を期待できないものを購入するのであれば、少々値段が高くなっても「医薬部外品」のものを購入するのがいいでしょう。
医薬品に分類されるものはやはり医師の処方もあるものですから、それなりに早い段階で効果を期待できる成分も含まれています。
医薬部外品のものには、医薬品よりも少々性能は劣ってしまうが、徐々に効果を表す成分が含まれていますので、一番購入しやすくて効果も期待できるものという事になります。

この育毛剤には薄毛の部分によって必要な成分も変わってきます。
男性に多いＭ字型薄毛（生え際から薄くなるもの）の場合には、男性ホルモンを抑制するミノキシジルなどの成分が入っているものを購入するのがよいでしょう。
そして男性にも女性にも出てしまいやすいＯ字型薄毛（頭頂部からうすげになってしまったり、分け目が薄くなってしまう症状）の場合には、男性ホルモンはあまり関係ないといわれていますので、栄養分などが多く入っているものや、頭皮ケア（スカルプケアと呼ばれている商品）を目的とした育毛剤を選ぶようにするのがよいでしょう。

気になる部分の違いや、男女の違いで使用する育毛剤の種類は変わってきますので、注意が必要です。
女性はもともと男性ホルモンは多くないので、男性ホルモンを抑制する必要がありません。
ですから、男性ホルモンを抑制する成分が入っているものを使用してもあまり意味がないという事になってしまうのです。
必要な個所によって育毛剤というのは違う商品を使う必要があるという事です。