飲む育毛剤の初期副作用
育毛剤の中には、飲む育毛剤と呼ばれているものがあります。
やはり飲むという事になると直接体内に服用するという事なので、副作用が心配になる方も多いでしょう。
実際にどのような薬にでも副作用は多かれ少なかれ存在します。
特にこの飲む育毛剤には、男性には少ないものですが、女性にとっては大きな副作用がありますので、必ず知っておいていただきたい内容です。
飲む育毛剤で知られている成分は、「ミノキシジル」成分が入った内服薬と、「プロペシア」成分が入った内服液です。
ミノキシジルというのはもともと血圧を下げるために処方されていたお薬です。
ですから、高血圧で病院に通っている方や、もともと低血圧の方が飲むときには注意が必要です。
ですから、ミノキシジルが配合された育毛剤を処方していただくときには、血圧の事は必ず医師に告げなければいけません。
更にミノキシジル成分の内服薬の副作用に挙げられるものとしては、動悸や胸痛、更には心臓に鼓動が早くなるなどの副作用が出る場合があります。
これらの症状が出た場合には、すぐに使用をやめてお医者さんへ行ってください。
また、手足にむくみが現れたり、付けた部分にかゆみや炎症が起きてしまう場合もあります。
この場合には一度使用を中止してかかりつけの医師へ行く必要があります。
そして、女性が飲むのは危険だといわれている「プロペシア」ですが、妊娠している女性がこの薬を服用すると、男の子が生まれた場合、男児の生殖機能の部分に奇形を引き起こしてしまう可能性があるといわれています。
コノプロペシアを服用している男性と性交渉をもったとしても、精液の中にこのプロペシアの成分はありませんので、奇形の男児が生まれてしまう可能性というのはありません。
さらには、もし献血などをされている方の場合には、プロペシアに関しては日本赤十字社からも指導があります。
このプロペシア成分を含んだ血液がもし妊婦の方へ輸血されることがあった場合には、リスクを伴ってしまいます。
ですから、プロペシアを服用している方には、献血をお断りすることが多く、もしどうしても献血をしたい場合には、プロペシアの服用を中止したのち、1か月以上の間隔をあけなければならないという事です。
自分の好意が他人への副作用になってしまわないように、厳重に注意をすることが必要でしょう。