養毛剤と育毛剤というものがあります。
この２つは両方とも頭皮の改善をするという事と薄毛を世簿王するという事では同じ作用をするので、言葉のニュアンスは同じように聞こえるのですが、頭皮や髪の毛に対する働きかけが異なっているのです。
ですから、これから育毛をしようと考え始めたとき、どれでもいいからとりあえず購入してみようと安易に購入するのではなく、きちんと自分がどのようにケアをしたいのかを考えて、その用途と目的にきちんとあっているものを選ぶ必要性があるのです。
では、育毛剤と養毛剤にはどのような違いがあるのでしょうか。

○育毛剤
育毛剤には抜け毛を予防して、現在は得ている髪の毛の健康を維持し、さらに丈夫な髪の毛を育てるという事を目的に作られています。
そのため、現在生えている髪の毛を維持し、保護をするというのが最大の役目です。
ですから、頭皮の健康状態を良くすることを目的とし、毛髪の成長を促すためのものなのです。

発毛剤ではないので、発毛を促す作用は育毛剤には基本的にはありませんが、頭皮の状況を改善するという効果が期待できるので、多少ですが発毛の効果を期待することも可能なのです。
しかし、髪の毛の生えていないところに髪の毛をはやすことは育毛剤の本来に使用方法ではないですし、薄くなってしまった毛髪に育毛剤を使用してもあまり意味がありません。
育毛剤には髪の毛の生えている頭皮をよい状態に保つために使用します。

○養毛剤
養毛剤には髪の毛の修復作用があります。
基本的には発毛や育毛という事ではなく、傷んだ髪の毛を補修したり、髪のダメージを軽減する作用があります。
ですから、発毛よりも、脱毛を防ぐという事に重点を置いています。

養毛剤は正常に育った髪の毛を大切に守るためのものですので、髪の毛の生えていないところに髪の毛をはやすことはできません。
養毛剤の最も効率のいい使用方法としては、育毛剤で健康に育った髪の毛をダメージから守り、育てていくのが養毛剤と考えるのが一番ベストかと思われます。
こちらには頭皮環境を整えるという事よりも、現在の頭皮と髪の毛の健康を維持するという事が最大の目的であるため、育毛剤よりも発毛を期待することはできないでしょう。